フィリピンと日本の草サッカー(2)

フィリピンの草サッカー

マニラ

日本人駐在員チーム

前回の続きですが、フィリピンで参加したサッカーチームについて。

ある時、日本代表の試合をテレビで見る為に、マカティのリトル東京という場所にある日本食レストランで、食事をしながらサッカーを見ていると。

向こうの部屋で日本代表のテレビ中継をみているのは日本人サッカーチームの人達なんですよ

レストランのオーナー
レストランのオーナー
シンシゲ
シンシゲ

そうなんですか。それでは、挨拶でも

私たち日本人駐在員のサッカーチームなんです

日本人駐在員の方々
日本人駐在員の方々
シンシゲ
シンシゲ

以前、インターネットに掲載させているメールアドレスにメールを送ったのですが、返信がなかったんですよ

そう、実はマニラにも日本人のサッカーチームがあると現地の方から教えてもらい、以前メールを送ったり、活動しているというスポーツクラブに行ってみた事もあるのですが、サッカーチームの方々に出会う事ができなかったのです。

そのスポーツクラブに行った時、日本人駐在員のサッカーチームについても問い合わせしていたのですが、実はそのスポーツクラブもサッカーチームがあり、そこへの勧誘を受けたのですが、何と会費が20万ペソ(約40万円)。

えっそんなに高いのという事で断念した経緯がありました。

そこのスポーツクラブは外国人向けの施設で、サッカーだけでなく、スイミングプールやテニスコートも完備されており、当時のフィリピンでは高級こうスポーツクラブの位置付けだったと思います。

話は戻って

シンシゲ
シンシゲ

活動されているというスポーツクラブにも行ったんですよ

ああ、確かにそこで活動しているんですが、スポーツクラブのサッカーチームもそこで活動しているんですよ

日本人駐在員の方
日本人駐在員の方

という事で、連絡先を交換。

後日、連絡を頂きそのスポーツクラブにて。

シンシゲ
シンシゲ

実は韓国マニラチームでやっているんです

久々にサッカー経験者の方に参加してもらえますね

日本人駐在員のキャプテン
日本人駐在員のキャプテン

私が参加した時はフィリピンではそこまでサッカーは盛んではなく、日本人駐在員の方々でサッカーに参加される方も少なかった印象です。

初めは二足の草鞋といった感じで、韓国マニラチームと日本人駐在員のサッカーチーム両方に参加していたのですが、徐々に日本人駐在員チームへと移っていきました。

韓国マニラチームとの練習試合もセッティングし、両方のチームでプレーさせてもらったり、楽しくサッカーさせてもらえました。

フィリピンリーグ

日本人駐在員チームはマニラオールジャパンというチーム名で、フィリピンのユナイテッドフットボールボールリーグ(UFL)の2部に参加していました。

ユナイテッドフットボールリーグとは

当時フィリピンのセミプロ大会で1部リーグと2部リーグで構成され、リーグ戦とカップ戦があった。

1部リーグにはフィリピン代表プレーヤーもおり、1部リーグのチームと2部リーグではチームの実力差も大きかった。

ゴールキーパーデビュー

当時はフィールドプレーヤーでしたが、学生時代にゴールキーパーも少しやっていたのと、チーム事情でゴールキーパーが参加できない場合もあり、ついにゴールキーパーでもデビューすることに。

そのデビュー戦がカップ戦で、何と対戦相手が1部リーグのフィリピンエアフォース(空軍)!

フィリピンエアフォースとは

当時フィリピン代表選手が多く在籍するチームでリーグチャンピオン。
シンシゲ
シンシゲ

昨日の日本代表の試合見た?

見た6-0で勝ったよね

チームメイト
チームメイト
シンシゲ
シンシゲ

流石に6点も取られないよね

試合結果。。。0-10

流石にレベルが違い過ぎた。何本かは止めたんだけど。ペナルティーエリア内でサイドネットを狙いすましてシュートするんだもん。何もできなかった。。。

デビュー戦は散々。

テレビ放映

1部リーグはテレビ放映があっていたのですが、2部リーグも1試合のみテレビ放映する事に。

スタメン発表

ゴールキーパー シンシゲ

監督
監督
シンシゲ
シンシゲ

はい

テレビ放映の時に限ってスタメンとは。。。

試合は。。。開始早々にセンタリングのボールがバウンドしたところをハンブルし、後ろにそらした所を相手に詰められる。

0-1

続けざま。相手のシュートがディフェンスに当たり、頭を越される。

0-2

その後、エースが2点を取り。

試合結果は。。。2-2

何とか引き分け。ミスから恥ずかしいところをテレビ放映され、チームに迷惑を掛けてしまった。

大怪我

リーグ戦も大詰め、相手はアフリカ人中心のチーム。

前半から止めまくる!後半も絶好調!

と思っていたら。。。シュートストップのこぼれ球を足ごと蹴られゴールの判定。

足に激痛。。。シューズを脱ぐと大量に流血。

レフリーは流血した足を見て。。。知らん顔。

オイオイ!

足もつって動けない。チームメイトに抱えられ、ピッチ外へ。

試合もそのまま終了0-1。

チームメイトの車に乗せられ救急病院へ。

骨もかけてるね、足の親指の靱帯も切れてるかも

ドクター
ドクター
シンシゲ
シンシゲ

。。。

このころフィリピンにもサッカーブームが訪れ、リーグ参加希望チームが増えた事もあり、下位チームがリーグ脱退の危機に。

怪我も治って、チームも平日練習を行うようになり、チームにはJリーグのユースチーム出身のプレーヤーも加わり、世代交代。

私は登録メンバーからも外れ、チームはリーグ生き残りをかけた戦いへ。

続きはまた次回